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グローバル教育は大人が提供すべき最優先事項だ。

カナダの2週間留学

エベレストでは初めて、海外へ生徒を連れて2週間のサマーキャンプを実施した。
キャンプ先は、カナダのバンクーバー。UBCというカナダの3本の指に入る大学での
英語レッスンとアクティビティ。
各国から生徒が集まってくるのは知っていたが、10か国ほど集まっていた。
ドイツ、ブラジル、トルコ、メキシコ、中国、韓国、台湾、クウェート、エジプト、日本。
そこから得られた体験を共有したい。


伝えたい事 要約
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カナダ2週間留学での成果


■生徒の一番の学び
自分に自信がついたこと。
同世代の友人が各国でできたこと。


■各国トップ学生の学び方
好きな動画、音声、漫画の一文をピックアップ


■塾が得た成果
①他国のトップ生徒との差を実感できた。
②今のトレーニングに足りないものが見えたこと・
③カナダで得たカナダのみで販売している教科書を5万円分購入。
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■生徒の一番の学び

ー自分の英語が通用したことの実感(これまでの努力が実を結ぶ)

いきなりだが、2週間の留学の終わりに、
生徒に聞いてみた。
来てよかったか、それはなぜか。

「来てよかったです。自身がつきました!」
どこで自信がついたのか?
うちの生徒は中学生だが、別で来ていた高校生の子に
頼られて、代わりにマックで注文をしたという。
年上の先輩たちが自分を頼ってくるという体験をして、
自信がついたようだ。

「来てよかったです。友達がたくさんできました!」
Lineでつながっているグループで会話をしている様子を
見せてくれた。


ー今後も英語を使う理由ができた(これからの英語学習の動機)

これまで、先生⇔生徒という対話から、
生徒⇔生徒という対話へ移行したということがポイント。
相手も完璧でない英語を話すというところから
さほど恥ずかしくなく英語をどんどん試せたことが
良かった点だ。
遊びながら自然に英語を覚えていっている。

そして、プラスなのは英語で継続的に会話をする相手が
できたことだ。
これは先生なら費用がかかるが、友達ならタダだ。
相手のことに興味があるので、相手が使っている英語で
わからないことがあれば自分で調べる動機になる。

これからの英語学習に身が入るだろう。

 


■各国の生徒の学び方

各国の生徒にインタビューすることができた。
彼らの英語力はうちの生徒の誰よりもすぐれていた。
これまで何をしてきたか純粋に聞いてみた。

Youtubeで英語の歌をひたすら聞いて歌う。(ブラジル高校1年生)
とにかく歌が好き。アーティストが好き。

・英語のドラマを見て、言いたいフレーズをピックアップしてノートに取る。
状況がドラマで分かるので、どう使うかを想定し、自分で何度も発音練習をする。(メキシコ人中学生)
彼女の学校は文法中心で特別なことはしていない。

・1日3時間英語だけのレッスンに毎日3年通わされた。きつかったが
今思うとよかったと思う。(ウクライナ人中学生)
学校は大したことをやっていない。

・ブリティッシュスクールに通っている。(クウェート人小学生)

アメリカンスクールに通っている。(日本人小学生)

・学校の英語レッスンがひどいので、Youtubeでドラマをみて、
漫画が大好きで英語に翻訳されている漫画をひたすら読んだ。(クウェート人 中学3年生)


学校は何もしてくれないので、自分で学んだという学生がちらほらいたことに驚いた。
Youtubeなどで英語のレッスンを見て、基礎を学びつつ、自分の好きなことで
モチベーションを維持していた。
やらされているというよりも、理解したいのでというポジティブな回答が多かった。

 

■塾が得た成果

ー各国のトップ生徒を見れたこと

あの年齢でここまで話せるんだという衝撃。
それは生徒自身も感じたことだろう。
授業のレベルも高い。
特に面白かったのは、1つのニュース記事を
各国がどのように伝えたかという授業だ。
それぞれの文化的、歴史的背景があって、
そういう伝え方をしている。
1つのメディアに騙されるな。
自分で解を見つけよというメッセージが示されていた。
これが本物のグローバル人材へ繋げる授業だ。
そう実感できた。

 

ー今のトレーニングで足りていない点
それはコントロール不可の環境では会話が成立しないということ。

Uncontrolable situation
コントロールできない状況下というのは、
準備無しでいきなり会話をしてパッとこたえられるかということだ。

それはある程度聞けないとならないし、
自分の考えを持っていないと成り立たない。

日本の学生の場合、学校ではプレゼンテーション型の授業が多いため、
指されたら答えるという環境が多い。
よって、いきなり話して答えることがない。
だから何も答えられない。
しかし、海外の場合は常に自分の考えを伝えている環境に置かれている。
だから、物おじせずにすぐに対応できるということが垣間見れた。

 

ーカナダでしか手に入らない教科書があった。
帰国してわかったことだが、日本では手に入らない。
理由はわからないが版元が日本で販売することを良しとしていなかった。
合計5万円分の教科書を買ってきたが、追加購入したい場合は、
空輸費4,000円をかけてAmazonカナダでしか購入できないことが分かった。

 

 


■2週間留学を付き添った感想

ーかけがえのない体験
生徒たちを見ていて、自分もこんな体験を若いときにできていたらなと羨ましく思えた。
各国の友人ができ、2週間という短い滞在ながらも、
次、会えるのは何年後だろうかと最後はみんな泣いていた。

国や文化、政治的背景などお構いなしだ。

話すとわかる。

ドイツ、ブラジル、トルコ、メキシコ、中国、韓国、台湾、クウェート、エジプト、日本
国境など全くない。
同じ釜の飯を食い、授業やアクティビティを通じて、
心通わせていった。

こういう子たちをもっとたくさん増やすことで、
戦争はなくなっていくのではと思いめぐらせた。
直接話をして、お互いを知るということ。

このようなグローバル教育は大人が提供すべき最優先事項だ。